松山です。
ノルウェイの森、というと自分が高校二年生か三年生のころに映画になった(いつだっけ)とき以来読み返す機会もなかったので今回はなかなか懐かしい思いをしながらの再読でした。思えば大学入ってから小説を持ち歩くことが減ったので、小説を読むこと自体がだいぶ久々だったり。
いや、それにしてもこの映画っていうのがどうしようもないくらいひどい代物で、永沢さんはただのチャラ男だし(「俺は30以上の女としか寝ない」とか言い出しそう)ワタナベ君無駄にイケメンだし映画全体の半分くらいはベッド・シーンでさ。緑役の女優に天変地異級のモデルさんを引っ張ってきたもんだから帰りの電車の時点ではもう緑の記憶しかない(笑)しかも肝心の緑のベッド・シーンは皆無で本末転倒ですよ！あの緑を見てしまうと、個人的には山を崩して海を干上がらせる系スーパーガール緑が特上寿司と爛熟を餌に東北の海賊に捕まってしまったワタナベ君の救出を試みる…も返り討ちにあいワシントン条約級に変態的な性癖を持ち合わせる頭領に無残に凌辱される、みたいな映画がよかったな。原作への配慮としてBGMはレイコさんのギターで。
閑話休題。
村上春樹から予想外の方面へ向かっていった今回の話(会議)、初めての参加でしたが大いに楽しんでしまいました。村上春樹を読んで他者論とジェンダー論、あるいはコミュニケーション論の話をした…なんていったらけっこう各方面から袋叩きにされそうな題目ですが、逆にだからこそこうして囲い込んだ形でベタ・レベルでの議論ができる場所を持てたことはなかなか貴重な経験だったんじゃないかと。ぜひこれからも長期的にお付き合いさせていただきたいです。
劣悪な滑舌で飛ばし過ぎた感もしておりますが、何卒ご容赦を。
(松山)
