【レポート】「僕たちの楽しい都市生活実践」(真辺)
こんにちは。真辺です。
今回は「僕たちの楽しい都市生活実践」ということで、なにやらポップなタイトルで内容をぎりぎりまでごまかしながら人を集め、のべ20人の参加者と共にシェアハウスで何ができるか問題に取り組んでみました。
毎度のことながらだいたい何も考えていないファシリテーター(僕)と、丁寧に前提事項を確認してくれる人たちの力によって、今回もなんとかなった3時間でした。うん、たぶんなんとかなった。
僕、と鰐川と、たぶん森田と、あと数名の誰かは、10月いっぴから高田馬場の周辺で一緒に住みます。あまり考えていないのですが、理由は「楽しそう」だからです。毎日の生活にちょっと退屈していて、だったら、他者の存在にうんざりするくらいの生活のほうが楽しいんじゃないかとぼんやりと思うわけですね。なんなら喧嘩とかしたり、夜遅くまでお酒を飲んだりとかするのではないでしょうか。わからないけれど、そういう楽しみ方をしてみたいなと思っています。
僕は元来プライベートに無頓着だし、一ヶ月くらいひも生活したこともあるし、傾向として一人で寝るのが苦手なタイプなので、たぶんなんとかやって行ける気がしています。そこで引き起こるであろう"ノイズ"を、「ああこれはきっと宮台のいう絆コストってやつだな」と楽観的に捉えるような気がしています。し、一方でそれがとても重要なことのような気がしています。今回の井戸端会議のタイトルを「僕たちの楽しい都市生活実践」としましたが、それはそういう意味でもあります。つまり、僕にとっての楽しい都市生活に必要なものは、「帰る家」な気がしているのです。帰る家的存在を、このコミュニケーション不足とストレス過多で悩ましい都市生活に持つってことが、ここのところの僕の関心事であります。都市生活って疲れちゃいますよね。少なくとも僕はすごく嫌いなんですよ。だから家が一つあればいいなと思うんです。
しかし、ただ、そこで問題なのは、その上に何をのせればいいのかがわからないということです。いったい何をのせればいいんですか?家と友だちがいればだいたい満たされてしまって、その先にはまったくモチベーションが見いだせない。その上に何をのせれば良いのかがわからない。あるいは何ものせずに、ユニクロとマックとLINEによる"幸福な若者たち"的消費生活を送るしかないのだろうか。僕は消費生活以上に何をしよう。何を言っているのか自分でもわからないほどに、僕は今、生産者(?)的なモチベーションが消え失せています。だからこそ、今回、「シェアハウスという舞台で何ができるか」を考えてもらいました。その結果がどうだったのかはちょっとわからないなあというところですが、将来やりたいことって何だろうと漠然と思いました。
まったく、何を生み出していたら満たされるんだろう。よくわからないねえ。
(まなべ)